大濠公園ガーデニングクラブのこれまでの歩み

大濠公園ガーデニングクラブ(ボランティアグループ)は発足して18年目を迎えようとしています。クラブ員は当時、少人数でしたが、今や30名以上となっており、それに伴い、公園内の花壇も少しずつ増加させてきました。


その間多くの国内外の観光客の皆様や地元の方々など、大人から子ども達まで多くの来園者がありました。クラブ員も花壇をより楽しんでいただくための試みや、福岡県、福岡市のPRのためにも努力を重ねてきました。
このたび、その一環として二つの花壇を現状をより発展させるための実践を行うこととしました。

18年間の活動中には色々な方々の応援もありました。これまでに、企業の皆様が当クラブの主旨に賛同くださり、社員教育の一環として、実際に作業に参加いただいたことも多々あります。

現代では、土や植物、昆虫、小動物に触れたり自然の大切さを知ったりする機会が少ないという現状があります。ぜひ多くの方に花壇をご覧いただき、また、作業に参加いただくことで、四季の変化を身近に感じ、学びの機会を共有できればと思います。

大濠公園ガーデニングクラブの花壇づくりとは

本クラブは「限りなく自然に近い花壇づくり」を目指しています。四季を意識して多年草を主体とし、苗や球根から育て芽ぶきから開花までを楽しんでいただくような試みを行っています。

異種の花々が時期をずらしながら開花して行きますので、一年中楽しんでいただけます。また実際に、公園を訪れる観光客の皆さんや地域の方々に、訪れる度にその成長過程を楽しんで頂き、会員とのコミュニケーションの場ともなっています。

今や都心のマンション生活者や特に子供達にとって自然と触れ合うチャンスが失われています。子供達の成長過程に欠かせない体験学習の場として、また、近くのビジネスマンの都会のオアシスとして本公園と花壇づくりは欠かせないものとなっているようです。

6つの花壇に込められたそれぞれのコンセプト

大濠公園は濠の周囲約2000mが遊歩道と花壇があります。私達のガーデニングクラブの活動している花壇は全長が100mにも満たない長さです。他は別のボランティアグループや管理会社が一部花壇づくりを行っていますが、ほとんどが手つかずの状態です。

大濠公園ガーデニングクラブは現在6箇所(A~F)の花壇の手入れを行っています。クラブ員の意識も進化し、各花壇の責任者が独自の自然花壇としてのコンセプトのもとに工夫を重ねながら花壇づくりを実践しようと活動しています。今後は、会員以外の方々の自然体験学習の場や、コミュニケーションの場として参加していただくような活動になれたらと思っています。

小さな活動が大きなうねりとなって濠周囲の花壇がいつの日にか、自然の花壇で満たされるようになればと願うばかりです。今や都会のオアシスとして欠かせないのが大濠公園と花壇づくりだと思って活動しています。

A~Gの花壇の花の種類について掲載しています。